なんちゅはネットフリックスと契約している。
最近は夫にアニメを薦めてたら、私よりアニメを観ているし、娘と外食するには必須アイテムとなった。(すぐ椅子から抜け出すから)
そもそも、契約するきっかけは英語耳を作るためなので、妊娠中プリズンブレイクとかゴシップガールを観まくってた。
それだけだと疲れるし、画面をずっと観てないと理解できない場合が多い。
皿洗いをしながら観るなら日本語版が良いのだ。
ある程度見逃しても別に良いや、と思う程度の熱量で観られる、となると有名だけど観てなかったアニメや、ドラマである。
魔法のリノベ、勇者ヨシヒコ、鬼滅、ぼくらのヒーローアカデミアなどなど。
リゼロやチェーンソーマンはお気に入りだったので娘が寝てから。
そんな感じで使い分けてた。
そして、逃げ恥がおすすめリストに。
教員時代、教え子たちが一生懸命踊っていたのを思い出した。
観てみるか…とポチ
【以下ネタバレあり】
実は漫画で冒頭を読んでいたこともあり、ふんふん!星野源の再現度高すぎィ!みくりちゃんの呼び方「みく↑り→」かと思いきや「み↑く
→り→」なんだ…とか原作との比較をしつつキュンキュンしていた。
専業主婦の肩身の狭さ
主婦の労働力、結婚のあり方、ステレオタイプな人生を送ることの「生きやすさ」と「生きづらさ」
専業主婦として数年経つけど、何度も「モヤって」いた部分に触れたりキュンキュンしたりと行ったり来たりで忙しかった。
「モヤっと」とした点について詳しく書くと、実は鬱病って波があるもんだから、良い時悪い時がもちろんあって、良くはなってるけど、少し落ちた時が存在するのだ。
気持ちの落ちポイントで毎度「生産性のなさ」について考えてしまっていたことがある。むしろ考えるから落ちるのか。
そのことを主治医に相談したら、「しばらく前に専業主婦をコケ落とすような表現をメディアがし続けたせいですよ。専業主婦は労働的価値が〜」うんぬんかんぬんと代わりに怒ってくれた。引け目を感じることはない、という旨を言われたのを思い出しながら、森山みくりの熱弁?詭弁?を聞いていたというわけ。
マイノリティって?
新春スペシャルも観た。独り身、シンママ、ゲイカップル、レズビアン、マタハラ、パタハラ…
よくぞここまで盛り込んだと思う。
全て挙げるのは困難なのは分かってるけど「大衆にそこそこ理解される、もしくは認知度が高まってきた自己完結型マイノリティ」のみがピックアップされていて、朝井リョウの「正欲」が頭をよぎる。
小児性愛者は?もっと特殊な性癖だったら?
メディアは肯定的に取り上げることはもちろんできない。そもそも放送コードに引っかかるわけで。
全方面に配慮したように見せかけて実はそこから漏れ出た者たちが排除されているという構図でもあると思う。
百合ちゃんの存在
子宮を摘出してしまった百合ちゃんは姪であるみくりの妊娠を肯定的に捉えて「孫ができた」と。
そもそも、キャリアを積むことを優先し、男性に対して媚びずに堅い鉄壁を崩すことがなく「使うことなく子宮を取っちゃった」というキャラクターであるから、経済的な余裕がある独身高齢女性なわけだ。
つまり何が言いたいか。このドラマの設定において子をなさなくても「生産性のある女」であれば生きることを社会に許されているという構図ができているのではないか?某政治家の不適切な発言の肯定では?
まさに現代におけるステレオタイプな気がして傷ついた。
(続く)