教員の転職について今まで書いてきたけど、閑話休題。
なんちゅ自身について、少し書き加えたい。
なんちゅは鬱だった。
ちょうど一年前は鬱真っ盛り。
周りが抑鬱状態になる人が多くて鬱病についてはそこそこ知識があり、かなり早い段階でシグナルに気づいて病院に行くことができた。
これはまずい、引き上がれなくなると思い、すぐに予約の電話を入れた。
ただでさえ初診の予約はとれないのだが、たまたまその週に空きがありラッキーだった。
心療内科に行って
医者は「(診断書に)鬱って書くこともできるけど、ライトめに『身体表現性障害』って書くこともできるよ」と言われた。
なんじゃ、そりゃ。(ライトめにってなんじゃ)
私には障害があるのか。鬱なのか。と、ホッとした。
なーーんだ。やっぱり自分の努力とか頑張りでどうにかなるやつじゃないんだ!
※念のため言っておくが別に大人の発達障害というわけではない。(なんちゅ自身、かなり拗らせていることもあるし、特性があると思ってるが、今回はそのことについてではない)
っていうか何が身体に表現されたのか?
不調の表れ。
転職先が決まり、毎日のように夫と同じ電車に乗って仕事に向かった。
仕事は楽しかった(どんな様子かはまた今度書くね)し、色んなことに挑戦できると意気揚々としていた。
月一回、女の忌まわしきイベントの前後、頭がクラクラするようになる。
連絡すれば休ませてもらえたので、横になっていたが不思議だった。
「今までこんなことなかったのに」
そして段々と頭がぼんやりすることが増える。
どこかしら調子が悪いし倦怠感がある。
段々と気持ちが重たくなる。
頭に海綿を詰め込んだような感覚。自分の身体の認識が少しずれる。
不調の日ばかりになっていった。
ぽんぽんが痛いんじゃ!
実は転職前の夏、なんちゅは原因不明の腹痛に襲われた。
早朝、夫が#7119にかけて指示を仰ぎ救急車で運ばれた。
造影剤を投与して検査したが何もない。
点滴を打ったら嘘のように治った。
大腸検査を後日したがシロ。
教員の時も朝からトイレにこもることがあったけど、転職してからも調子が悪いので一度胃腸科にかかったこともある。
これが不安のタネとなる。
息ができない!
片道1時間40分。いつも読書をしたり、ちょっと寝たりと電車内を有意義に過ごしていたなんちゅ。
不調が始まってから数日。
いつものように夫と同じタイミングで家を出て一緒に電車に乗った。
夫はいつも携帯をいじっている。
それをチラッと見ていたけど、段々気持ちが悪くなってチカチカして見えてくる。
目を逸らしても、電車の外を見ても気分の悪さが増してくる。
いや、お腹が下ったような感覚が来たのが先だったのか。
その辺の記憶が混濁していて覚えていない。
生唾ばかりが出て吐き気も出てきた。
なんなら額に脂汗もかいてる。
過呼吸ではなく喉が詰まって息がしづらくなってくる。
夫に懸命に調子が悪いことを訴え気づいてもらう。
しかし、いつものように夫に肩を揉んでもらっても良くならない。
教員時代の救急車事件も頭によぎる。
乗っている急行を止めるわけにはいかん。
無理だ。
完全に間に合わないけど降りよう。(まだ職場に行こうとしていた)
出勤できなくなる
上司にメールで気分が悪く電話連絡すらできないこと、今途中の駅で降りていることを伝えた。
上司からは今日は休むようにと連絡が来た。
各停で隅の席を陣取り、鉄の手すりの冷たさに気を紛らわせて自宅へ帰った。
自分の体がぶっ壊れていることを自覚して、身だけでなく心もぐったりしながら布団に身を投げた。
その後、一度だけ勤務に行ったが何をしてもしんどい。
さらに休暇をもらってみても良くはならない。
雨が降る寒い夜、ぼんやりと傘も持たずに飲み物を買いに行き自宅に戻ると、様子がおかしな私が携帯持たずに家を出たのに気が付き、お風呂上がりの夫が髪を濡らしたまま慌ててコートを掴み、探しに出ようとしているのに遭遇し、
「あ、これあかんやつや」と思い、次の日自分で電話して診断書をもらい、休職に入った。
何が原因か?
自分なりに考えてみたけど答えは出ていない。
教員時代の疲れの蓄積、画面の見過ぎ、通勤のストレス、班編成の変更、客とのやり取りによる緊張、ホルモンバランスの乱れ。
この表見てみると、転居・転勤・結婚、、、当てはまることありすぎん?
三年の間に環境が全く変わってしまったことがこれほどまでに自分に負荷を与えてただなんて。
電車に乗ると不安から同様の症状が出るようになってしまったので、3駅以上離れた急行に乗ったり、トンネルのある箇所に差し掛かるところに行ったりすることが難しくなってしまった。
なんちゅはそのまま雪崩れ込むように
休職→妊娠→退職したのである。
やー人生色々あるよね!!!